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契約完了

「貴方の願いは以上ですか?」

 男性の静かな問いに私は頷いた。

「はい」

「分かりました。では行きましょうか」

「よろしくお願いします」

 深く頭を下げる。
 顔を上げると男性は優しく笑っていた。

「こちらこそ」
 

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ちょっと設定を書いてみる。

以下、おらの妄想が展開されます。
ネタばれもあるかもね。
それでも良いよ!!って人は下をぽちっと押してみて下さい。

忘れ去られるもの

 床に落ちた本を拾い上げ開いていたページを閉じた。
 その本の表紙を優しく撫でてから、それを持って彼は図書室の奥へと向かう。
 図書室の奥にまで入り込む人などめったにいない。
 そんな所にある本は、読まれる機会が少ない。
 まるで人が忘れてしまったかの様に。
 
 人に忘れられていく書物。

 それはまるで自分たちの様だと考え、笑いで顔を歪める。
 一番奥まで来た彼は持ってきた本を一つの本棚に入れ、そこから去って行った。

コメントを書けるようにしました。


 色々あり、本日からコメントを書けるよう設定しました。

 ご指摘、誤字脱字情報などなんでもどんとこいです。
 ・・・心が簡単にポッキリと折れてしまうので、お手柔らかにお願いします。

 

綺麗な笑顔は怖いのです。


 彼女がとても綺麗に笑った瞬間、これはヤバいと思った。

 脳裏を過ったのは自分の上司とその妻の一件。
 上司が奥さんを怒らせた時、奥さんはとてもきれいに笑ったそうだ。何も言わず、ただ静かに笑みを浮かべたらしい。
 それに上司は安心してしまった。
 奥さんは上司に対しての怒りを爆発させ、実家に帰ってしまった。ま、兄夫婦のところに逃げ込まれなかっただけ良かった、と後に上司は語ったが。

 そんな奥さんと姉妹のように仲が良く、多大な影響を与えた彼女がそれはそれは綺麗に笑っている。
 ここで俺が何もしなければ、きっと事態は自分にとって悪い方向に向かうだろう。

 そんなのはごめんだ。

 フル回転しつつも一向に俺の頭は良い考えを生み出してくれない。俺は冷や汗をかく。
 笑顔を浮かべたまま、彼女はそれではと言ってどこかへ行こうとする。
 まずいと思った俺は、何も考え付かないまま行動を起こした。

 君が思っている以上に、俺にとって君が大事な存在なんだ。いい加減その事を認識してもらいたいのだが。

未来の話。


「で、結局お前は継がないのか」

「はい。僕は研究者になります。植物の成長を補助する栄養剤生成、栄養価を高める育て方等など研究課題に事欠かないですから父様の跡など継ぐ暇はありません」

「うわ、父上の仕事より植物の研究の方が大事か。どこまでもお前は母上の性質を継いでるな」

「お褒め頂き光栄です」

「褒めてない。でも、お前が継がないとなると、うちの家系も終わりか」

「兄様が継げばいいじゃないですか」

「お前な、俺は聖職者だ。俗世の政治なんかやってる暇はない」

「聖職者が政治を司る時代もありましたよ。やればできますって、兄様なら」

「確かにやればできるかもしれないが、俺は父上達みたいに政治に興味が全くない。むしろ面倒だ。・・・というか、本当にそう思っているなら人の顔を見て言え。こら、どんどん顔を背けるな」

「いやだなぁ、美しい姉様と母様を見ているだけです」

「お前、俺の事嫌いか?」

「嫌いだったら僕の視界から排除しています」

「それは良かった。可愛い弟に嫌われていなくて。だが、本気でお前に嫌われた奴が可哀想だな。まぁ、自業自得だろうが」

「そうですね。自分で僕に嫌われる要素を作りだしたんですから自業自得です。それに別に抹殺すると笑顔で言っているわけではないですから、安心して下さい」

「何に安心すればいいんだ」

「上げ足取らない、気にしない」







「年に数回しか会わなかったのに、妙に性格が似ていると思うのは気のせいかしら」

「兄弟ですし、似ていて当然ではありませんか?わたくしとしては二人が仲良しで大変嬉しいです」

「まあ、確かに上っ面でやり取りしているより本音で話し合えるほど仲が良くて嬉しい限りだけれど。でも、どうしてあの子たち、あんなにひねくれてしまったのかしら。・・・やっぱり、あの人からの遺伝?」

「お父様とお母様の子どもですから」

「・・・」

「はあ、やっぱりホホロ茶は美味しいです」





-----

 思いついたまま書きなぐった。
 こんな息子娘が生まれる未来が来るかもしれない、

無題


 数多くの世界がある。
 その中の物語。

 昔1人の令嬢が姿を消した。
 彼女は将来王妃となる身分のものだった。
 優しく穏やかな彼女は多くの人々に好かれていたがため、彼女が姿を消したことに多くの人が悲しんだ。

 それから20年後、1人の少女が現れる。
 彼女は多くの騒動を巻き起こし、己すら知らなかった真実を知ることとなる。



-----

 プリント整理してたらなんかあった。きっと授業中に思いついたことを書いたと思われる。
 どんなことを思いついてこれを書いたのかさっぱり分からない。

 もったいないのでとりあえず。
 もとを書いた紙はゴミ箱へぽい。

覚悟、決心、絶対に勝つ


 さて、1人残されたフィリネグレイアだが、彼女はまだその場に止まる事を選択した。再びしゃがみ込み、カポネラを見つめる。
だが、今回はしっかりと思考し、考えをまとめようとしている。
上王と王太后は国王とフィリネグレイアの様にさまざまな思惑のもとで結婚した。その原因は公然の秘密となっているのだが、それをフィリネグレイアは王女から聞いていた。
 王太后は生まれてからずっと体が弱く、本当なら王妃になる予定は無かったが、彼女の持つ素質に目を付けた臣下が彼女を王妃として国王の伴侶に選んだらしい。詳細は王女もよくは知らないらしいが、やはり何回も衝突があったようだ。それでも、彼らはお互いに想い合い、支え合い、長い年月を共に生きて来た。
 ならば、始まったばかりの自分たちはまだ諦めるには早いのではないか。
 国王に本当に大事な恋人がいたとしても、いないとしても、自分の気持ちをはっきりと伝えてやろう。
 それで王妃候補から外されてしまっても、その時はその時だ。
 国王とその恋人と自分という関係を、深く考え過ぎていなかったか。相手のためだと思い込んで、自分を窮屈な枠の中に押し込めていなかったか。
今は深く考えすぎず、もっと単純に、自分の気持ちに素直になった方が良い方向に進んでいきだ。
国王が契約違反だと言って訴えてきても知るか。あの人が何度も自分を惑わすような行動を起こさなければ、このような事は起こらなかった。自業自得だ。
戦ってやろうじゃないか。
その為にはまず自分を周囲に認めさせ、容易に自分を今の立場から外せないようにするのが効果的だろう。行動の読めない国王よりも簡単に対応できる。
 その為の布石はここにきて着々と用意していた。それを今発揮するときなのだが。さて、行動を起こすならミュレア達を呼んで作戦会議を開かなければ。勝手に行動したら烈火のごとく怒られてしまう。最近はミュレアに加え、彼女に程良く教育された侍女たちや、挙句の果てには女官であるサヴィアローシャにまで小言を言われるようになってしまった。この前は、王宮に出入り出来る下働きの人たちの間に入れてもらって話を聞いていただけなのに、フィリネグレイアを探しに来たトリエに恐ろしく可愛らしい笑みを浮かべたまま部屋へ強制送還された。ミュレアには呆れられ、サヴィアローシャにはどうしてそのような行動をしたのかと問いただされた。女性の働く環境を作る為の情報収集だと反論すると、それらは自分たちがする仕事だと、まさに火に油を注いだ状態になってしまった。
とりあえず、フィリネグレイアのお披露目を兼ねた宴はもう目の前まで迫っている。これを乗り越えれば後は婚儀まであっという間だ。
それまでに決着を付けてやる。
久しぶりに自分らしさを取り戻したフィリネグレイアの目は生き生きといていた。そう、彼女の腹心が見たらきっと大変な事を仕出かすつもりだと危惧するほどに。
彼女はこれからどう行動しようかわくわくしながら思考を巡らせながら部屋へ戻っていった。

予想・・・というか


 フィリネグレイアが部屋に戻ると、室内にはミュレアしかいなかった。これは良い機会だと、フィリネグレイアは彼女に質問する。
「ミュレア、聞きたい事があるの」

 酷く思いつめた表情をしたフィリネグレイアに、ミュレアはまた国王が何かしでかしたのかと思った。彼女の感情をここまで左右する人はそう多くない。

「何でしょうか」

 何やら不吉なものを感じ、この後その対策をしに行こうと考えたところで、フィリネグレイアの爆弾が投下された。

「陛下には本当に恋人がいらっしゃるのかしら」

 見事その爆弾の爆風によって意識が遠くに行きそうになったが、ミュレアは耐えた。

「なぜ、そのような事を?」

 聞かれると思っていたが、どう説明したらいいものか、フィリネグレイアは悩む。
 国王は大事な、それこそ失いたくない人がいると言っておきながら、何故先程の様な行動を自分に対して行うのか。自分は都合のいい隠れ蓑ではなかったのか?
 少し間を開けてからフィリネグレイアは途切れ途切れに言葉を紡ぐ。

「はっきり、これ・・・とは言えないのだけれど。どうも陛下のわたくしに対する行動が不自然な気がして」




――――

 本当は次の話の冒頭にしようと思った話。

 無責任に投下。

 

ムッフー(`・ω・´)=3


 テカゴリーを拍手コメント返信にしたので、小話なしだよー。

 そのうちまたぽっと思いついたのここに無責任に放置して逃げます。昨日思いつくがままに書くなぐったのはHPの拍手お礼に使ってしまったし。ぐへへへへww

 今はHPと投稿している小説の方がんばりまーす。

 

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