零れ話
美しい鳥が去った後
顔を赤く染めた後俯いてしまった顔をこちらに向けようと無意識に手を伸ばしたが、それが彼女の頬にたどり着く事は無かった。直ぐに彼女は部屋に戻ると言ってあっという間に去ってしまった。
手に入るかと思った瞬間、彼女は自分の手が届く範囲から簡単に逃げてしまう。
無言で彼女に届かなかった手を握り締め、何を断ち切るような苦悶の表情を浮かべた。それを振り払い、執務室に足を進める。
それにしても…。
「可愛らしかったな」
ぽつりと零れた言葉は、誰にも届くことなく空に消えた。
どうでもいい暴露
今小説になろう様に投稿している「終わってから始まる、愛」ですが、
あれの時代背景、現実世界の中世ぐらいじゃないっすよ。
馬車という単語が最初に出ていますが、何も馬が車を引いてるわけじゃないんだな。
ね。
どうでもいい暴露でした。
32話投稿して、なんかむしゃくしゃしたから暴露してみた。
お粗末!!
言葉
言葉は、人が作りだしたものだ。
そして、その意味も。
差別用語、汚いといわれる言葉。
それらは人によって人に忌み嫌われる言葉として生まれ、または変化する。
人は言葉を使って何かを表現するとき、特に悪い方向への表現は気を付けて言葉を使わなければ。
本来は違う意味の言葉が、全く違う方向へ変化してしまう。
私はそれが恐ろしいことに思えた。
ゆとりという言葉が人を馬鹿にする言葉になてしまっているなと思って。
多くの人が頻繁に使ってしまうと、簡単に言葉の意味って変化して定着してしまうよねっつうことで。
これって酷い願いだよね。
私がいなくなっても、泣かないで
そう言って彼女は俺の前からいなくなった。
ある暑い夏の日だった。
大事な、俺を支えてくれる大きな柱だった彼女は病気によってこの世を去った。
運良く彼女の最後に立ち会えた俺に、残されたのは彼女の願いだった。
生前、彼女はある歌を良く聞いていた。
だけど、俺はその歌が嫌いだった。
大事な人を想って泣くことを、その大事な人に阻止される歌。
大事な人を思い出す依りしろのモノの前で、泣くなという歌。
それは、大きな存在である人を亡くした傷を癒すための、残された人の生きる手段を封じようとしているようで。
それを良く聞いていた彼女も、やはり俺へ残酷な言葉を残していった。
だから、俺は彼女の墓の前で泣けないでいる。
それが彼女の願いだから。
まあ、何を言いたいかというと、某有名な歌が嫌いだという事です。
ふと思ったこと。
選択肢が出てきて、どちらが良いか意見を求められたとき、好きな方をという答えは無責任である。自分の意見を持っていない、または考えない人と思われても仕方がないだろう。
意見を求められたら、答えるのが誠実であろう。
なんて思ってみたり。
ねむくなんてないぞ・・・・。
持論
好き嫌いが多い人は損をしている。
何故ならおいしく食べれるものが限られているし、おいしいと感じることのできるものが少ないということになるのではないだろうか。実際自分は苦手だった大根を今はおいしくたべることが出来るようになって、そのように感じた。
人が褒めてくれたことを否定するのは失礼だ。
謙遜は美徳とするのが日本人だが、人が褒めてくれたことを「いや、そんなことはない」と否定してしまうのはひどく失礼なことではないだろうか。何故ならその人が感じた事を否定しているわけであるし、せっかく自分の良いところを見つけて話してくれた人の好意を踏みにじっているのでは。その行為を偽善だと思う人もいるだろう。しかし、自分の気持ちを伝えてくれた人に対して酷い仕打ちなのではないだろうかと私は思う。
でも、実際に褒められると否定してしまうあたり、自分は嫌な人間なのだろうと思っている。
なんてことをつらつら考える今日この頃。
矛盾
「誰も知らない事を教えて欲しい」
誰も知らない事ということは教えてと言われている人も知らないい事でなければ、「誰も知らない」という条件に当てはまらない。
知らない事を教えるなんてこと、人間には出来ない。
言葉は少し違うだけで、意味が大きく変わる。
大変難しい。
四番目の女神
彼には幼い頃からずっと、絶対に守りたい人たちがいた。
ある晴れた日の午後、一人の青年が森の中で木の幹に額をつけて目を閉じていた。彼の周りで風が優しく吹き抜け、彼の髪を揺らす。
あたりは静寂に包まれていたが、だんだんと足音が青年の耳に届く。ゆっくりとまぶたを開け、音のする方を見る。すると思ったとおり、青年の幼馴染が歩いてこちらに向ってくる。青年が自分に気がついたと知った幼馴染は、大きく息を吸いこんでまだ距離が離れている青年に声が届くように大声で叫んだ。
「カムイー!もうすぐ祭りの時間だぞー!!」
青年はもうそんな時間かと小さく呟き、大きな声で返した。
「わかった!今行くから少し待ってくれ!」
そう言うと青年はそれまで幹につけていた手をはずし木の大きく太い立派な根からすべるように降りた。地面に着地して少し息を吐く。それから今まで触っていた自分たちの御神体である巨大な木を見上げた。この木は自分たちが信仰する神が干渉できるものの一つらしい。
「いつも思うんだが、お前よく何時間もここでじっとしていられるよな」
いつの間にか近づいてきていた幼馴染を見ると、呆れ顔で自分を見ていた。
「ここは村の中で一番優しいから、ついつい長居をしてしまう。さあ、早く帰ろうフェイト。あまり遅くなるとまた怒られてしまう」
「いや、もう神子様はカンカンだったぞ。ただ手さえ男手が足りないのに、お前が途中でいなくなったから」
それを聞いたカムイは顔に手をあてて上を向いた。
「あちゃー・・・」
この後、自分にふりかかるであろうことを思うと、このまま逃げ出したくなるが、そうすればもっと恐ろしいことになるのは確実だ。現状より悪くしないためにも大人しく村に帰るため足を進める。
「ばれないよう、こっそり出てきたのになぁ」
「あほ、2時間近くも姿が見えなかったらさすがに誰でも気付くわ」
フェイトはカムイの頭を軽く殴る。軽く殴ったといっても、あまり手加減しなかったので結構痛かったのだろうか、カムイは少し恨めしそうな視線を送るが、見事に無視された。
村の入り口に着くと、そこにはもう1人の幼馴染であるカメリアが立っていた。
「あ!2人ともおかえり」
穏やかにほほ笑む彼女に手を挙げて答える。
「ほら、ゆっくり歩いてないで早くこっちに来なよ」
催促されやれやれと男2人は顔を見合わせた後、自分たちが来るのを待っていたのだろう彼女の所に少し駆け足で向かう。
どうでもいい話
マジで、ゼミ発表の準備してない・・・。明日は模試だ!
そんな話はさておき。また趣味に走ります。最近こればっかの気が・・・。
さて、メソポタミア文明で有名なのはバビロン王朝やアッシリアですが、この王朝が出来上がるころにはシュメル人は消えてしまっていると考えられています。彼らはどこからか来て、そして時代の中に消えて行きました。シュメル人が最後に築いた王朝はウル第三王朝だと言われています。ま、自分が興味があるのはシュメル人の都市国家なんで、領域国家と考えられているウル第三王朝は対象から外してるんですけどね。
エジプトやギリシアの古代文明は人気なのに、意外と最初の文明と言われているシュメル人の文明が知られていないので、日本の文化と比較して興味を持っていただけたらなと思っているわけで・・・。
日本の中世や近世と比較してみたら面白いかなと。今武将とかのおかげでこのころの時代が大変人気なようですし。本当はお城を中心として城下町が作られているのと神殿を中心として街を形成しているシュメル人の都市国家のつくりが似ているかなと思って、調べてみようとしたんですけどね。そんな思惑があり中世の城郭を研究している先生のゼミを選択したのですが・・・どうも自分だけ浮いている。
実は前回の記事の内容、半分はゼミの先生の受け売りでした(´∀`)vえへ
無題
まだゼミの準備全然出来てねぇ…あはは。
さて、最近全く創作の小話が思いつかないので、自分が勉強している分野の小話でもちょろっと書いて更新します。
知ってきますか?お城が復元されている所に行くと、藤棚が設置している事があります。あれって、「ここに建物がありましたよ」っていうのを表現してるんですよ・・・。他にも柵だったり柱だったりがありましたよって表現するために木が植えてあったり。全く説明ないけどね。
ま、お城好きの人とかは知ってると思いますが、一般の観光客とかは分んないですよね、説明ないと。自分も教えてもらうまで知りませんでした。
で、それともう一つ。復元されているもの全てが当時あったものだと受け止めるのもお勧めしません。研究され、当時の現物を復元しようと努力したとしても、本当にそうだったかなんて当時の人しか分らないもんです。資金面の問題もあるしね・・・。
どうでもいい情報でした。
最近昼と朝夜の温度差が激しいぜ・・・マジで。