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12話没案

 自室に戻るとそこにはいつの間にかいなくなっていたラオフェントがいた。
「おかえり、フィー」
 お茶を飲みながら居間でのんびりとくつろいでいる姿を見て、この人はこんな人だっただろうかとフィリネグレイアは思った。
「執務室におられなかったのでお帰りになられたのだと思っていました。どうしてこちらに?」
 ゆっくりとラオフェントが据わっているソファの向かい側のソファに行き、座る。
 彼女が座るのを待って、ラオフェントは口を開いた。
「部外者の私がいつまでもあそこにいるわけにはいかないだろう?どうしようか悩んでいたらミュレアに誘われたんだ.」
 名前が出てきた侍女の方を見ると、彼女は静かに微笑んだ。
「陛下でしたら起きて直ぐに仕事に戻られましたよ」
「聞きたいことは聞けた?」
 フィリネグレイアは首を振った。
「今はまだ」
「そう」
 フィリネグレイアの短い言葉にラオフェントも短い言葉を返してお茶を飲む。



 ここでつまって悩んだ末、没に。
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