零れ話
ポッと浮かんだ話を無責任に投下。
英雄と、傭兵の話
仕事で行った町の組合で、俺はあいつに会ったんだ。
俺は受けていた仕事が終わった報告と、次の仕事を探しに組合に行ったんだ。その時、ちょうどあいつが1人で組合に仕事の依頼の申請を出しに来ていた。
受付にいるあいつを見た第一印象は、ひょろっとした軟弱そうな奴。
ま、そんなものは直ぐに払拭してしまうんだが。
目だよ。
あいつと目が合った瞬間、思ったんだ。あれは絶対に何かやらかす奴だ。あいつといれば面白いことが起こるってな。
久ぶりに心が沸き立ったよ。
俺は自分の直感を信じて、迷う事なく受付であいつの依頼を引き受けたいと言った。
突然の申し出にあいつも受付の担当も困惑したが、まあ、俺の組合からの評価が良かったこともあって、俺はあいつの依頼を受けることが出来た。
それで、あいつらの護衛として一緒に旅をすることになったんだ。
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