零れ話
ポッと浮かんだ話を無責任に投下。
① 異界の少女 ツェツィーリアの話
この世界に来て、 私は初めて恋を知った。
今日は私を保護してくれた国の王子様の結婚式。
私は初めての恋に、別れを告げる。
新しい一歩を踏み出すために。
いつもそばで支えてくれた、彼と向き合うために。
ある日、ある国で、一筋の光が地上から空へと現れた。
それは、この世界とは異なる世界から人が渡って来たことを知らせる光。
光の下には一人の少女がいた。
異界からやって来た少女。
異界の者は幸運をもたらす。
古くからの言い伝えから少女を守るため、国を護る騎士が少女を保護し、王宮へと連れて行く。
連れて来られた王宮で、少女は一人の王子と貴族の令嬢と出会った。
PR